オリンピックがすごく楽しかった

2021/08/08

スポーツ

t f B! P L

   


オリンピック観戦が終わりました。

これまでの人生で、オリンピックには全く興味がなくて、「いつからはじまるの?」「結局なにを見ればいいの?」「そもそもなんの競技があるの?」「面白いの?」といったレベルでした。
そんな僕がいまでは「オリンピック終わらんでくれーーー!」という状態です。

僕が「楽しい」と感じたもの

僕はいわゆる「サッカー狂」に分類される人間だと思います。
「いやいや俺の方がすごいし!」みたいな人もたくさんいると思いますが、世間一般的にみれば十分「サッカー狂」でしょう。
逆に、家族もいますので「サッカー以外に時間を割けない」という点もあるので、「サッカー以外のスポーツ」はルールも知らないですし、当然、選手も知りません。
そんな僕が「楽しい」と感じたものについて、忘れないように書きます。

ストーリー

ストーリーといっても選手権や箱根駅伝などでよく実況される、選手の選手ではない1面。家族構成だとか、実家は八百屋さんといった話ではありません。
  • この競技は、こういった経緯でオリンピックの正式競技となった。
  • この競技における、この選手、チームは、こういった立ち位置である。
  • この選手は、代表におけるレジェンド / 期待の選手である。
  • この選手、チームは、これまでこういった努力をしてきた。

そういった背景を教えてもらえるだけで、まるでこれまでずっと試合を観てきたような、ファンだったような気持ちで競技をみることができました。
例をあげるなら「ソフトボール」「柔道」

「上野選手?だれ?」レベルでしたが、最後には「上野選手いけえ!レジェンドの手が優勝してくれ!」という気持ちになっていました。

個人でたくさんの金メダルをとった柔道。混合団体では決勝でフランスに勝てず銀メダルとなりました。
しかし、これまでの井上代表監督を含めた取り組みや、次回のオリンピックがパリということもあり、すでに次回が楽しみです。

想像を超える選手たちのプレー

みている側が諦めるような状況をひっくり返す、想像を超える選手たちのプレーは本当にすごかったです。

「卓球」の混合ダブルスの準決勝ドイツ戦では、一時は6-10という窮地に陥りました。
あと1点でも失えば負ける状態から、連続でポイントを取り、計7回のマッチポイントから勝利を手にしたあの試合は痺れました。

「フェンシング」のエペでは初戦のアメリカ戦、準々決勝のフランス戦の劇的な逆転。
初戦や準々決勝はルールも分からず、実況解説もなかったので、Twitterで調べながらみていましたが、準決勝から実況解説がつくと「ありえなくはないがありえない」勝利だったことが分かります。 

素晴らしいものを素晴らしいと言えること

情報や映像が気軽に手に入る時代になった影響からか、「普通」と言われるレベルは上がっています。
実際は普通ではなく、トッププロによる素晴らしいプレーなのですが、見慣れてしまったのか、「素晴らしい」よりも「失敗」の言及が増えているように感じます。

そんな中、「スケートボード」のストリートの瀬尻解説は「ゴン攻め」「ビッタビタ」などの言葉も目立ちましたが、リスクをおかしてトライした選手たちに対してのリスペクトが本当に心地よかった。
失敗しても「怪我の心配」や「チャレンジ」した勇気を称え、成功した際には最大限の賞賛である「ヤバい」や「アツい」を口にしました。

同様に「高飛び込み」の内藤解説も「素晴らしいですね」という賞賛の言葉が多く、とても心地よかったです。
もちろん肯定だけしていればOKというわけではなく、素人には分からない評価基準や技の難しさ、選手の細かな動き、更に高得点を目指すポイントについても言及されていました。

競技愛

日本がメダルがとれない。もしくは、日本では視聴率がとれそうにないマイナースポーツはインターネット配信があったとしても、「実況解説がない」ということもありました。
そんな中、ファンやプロがSNSで実況解説をしてくれるという競技もみられました。

「サイクルロードレース」では、辻さんのインスタライブを8,000人近いユーザーが聴きながら競技を楽しんでいました。これは累計視聴者数ではなく、同時視聴者数です。
はっきり言うと、無音でみていた、無知識のサイクルロードレースは地獄でした。
深夜に放送されているドキュメンタリーのように美しい日本をひらすら紹介されている気分でした。なにをしているの?と。
しかし、辻さんのインスタライブを聴き始めると、ドキュメンタリーから一気に競技に変わり、各選手(各国)の駆け引きも想像できるように。
とても充実した時間を過ごすことができました。

楽しみ続けたい

文中には出てこなかったものの、楽しかった競技は他にもたくさんあります。
パっと思い出しただけでも、バドミントン、BMX、スケートボードのパーク、バレーボール、フェンシングのフルーレ、バスケットボール、ホッケー、サーフィン、体操、競泳、レスリング、スポーツクライミングなどなど。
漏れてたら申し訳ないくらい、どれもこれも面白かった。
だから、ここからが本番で、各競技を楽しみ続けられるようにしたいと、いまは考えています。

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